かい歯科 院内新聞 新年1月号

明けましておめでとうございます。
今年も元気に健やかに年を重ねるお手伝いをさせていただけましたら幸いでございます。
健やかと言えば、免疫を高めることが最近注目を集めていますが、口腔ケア、日々の適切なハミガキ、メンテナンスの来院は、口腔フローラの改善につながります。口腔内のフローラの乱れは全身疾患と関連している歯周病の重症化を促してしまいます。
かかりつけ医の指導のもと各自、日々のハミガキそしてそのスキルの向上、メンテナンスにつとめ、よりより状態で年を重ねていきましょう。

免疫を高める事で、お口のケアでもお手伝いすることが出来るのは以上のことでございますが、ヒト2大常在菌叢じょうざいきんそうのもう1つ腸内フローラの役割は、外来病原体(細菌・真菌・原虫・ウイルス)のヒトへの定着増殖の阻止、ヒトの免疫系の活性化を促すことによる生体防御の強化、腸内での消化吸収の補助などであり、日々の健康維持に大きな役割を果たしています。

加齢とともに変化する腸内フローラは、プロバイオティクス(腸内フローラのバランスを改善することで、ヒトの健康に好影響を与える生きた微生物のこと)や、プレバイオティクス(腸内有用菌の働きを促す物質)などによりバランスを整えることにより免疫を高めることができます。

腸内フローラを整えるのに有益な食べ物としては以下の食べ物があります。

プロバイオティクスには

発酵食品の摂取
● 味噌、納豆、ぬか漬け、キムチ、ヨーグルト

プレバイオティクスには

水溶性植物繊維の摂取
■ 大麦等(穀類)、ゴボウなど(根菜)、オクラ、モロヘイヤ
■ 昆布など(海藻)
■ アボカド、キウイなど(果物)

難消化性オリゴ糖の摂取
◆ 大麦や米
◆ 玉ねぎ、ゴボウ
◆ インゲン豆、イモ類

プロバイオティクス、プレバイオティクスの食品をとりつつ、毎日を健やかに年を重ねる患者様の隣に私どもがいることができれば幸いです。
今年も宜しくお願いします。

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